2012/01/06

熊野 大馬神社と災害の爪痕。


昨年9月の台風が紀伊半島の南側に壊滅的な打撃を与えた。
yana君が何度となくチェーンソウボランティアにでかけている。
ボランティアはある程度効率よく組織で動くため
最近では出かけていない。

そんな活動をした場所のひとつ
大馬神社の神事にyana君が行く事になって
私も一緒させてもらった。

時間つぶしに行ったのが大馬神社の滝だった。
それが、びっくりするくらい素敵な滝だったので、
次回からは目的地の一つとなった。
思い出深い場所。

yana君からずいぶん酷い事になっていて
最初は孤立してヘリで助けられた界隈だから、、。
と聞いていた。

大きい鳥居や橋がなくなっていた。。。
ふと見上げた山のまん中が川の跡がみえる。
川でないところから水があふれ木々をなぎ倒した跡。

彼達ボランティアが入ったときは本殿の中も水が流れ、
あるべきでないところを水が流れ、彼等で水の行く道を整えたそうだ。
今は、何事もなかったかのように、さらさら行く水面が下の方にみえる。

仮設の橋
川は石でいっぱい。

神事のための禊
弓を引く若者2名
弓を集める子供2名
寒い日に、震えながらもがんばってた。

大馬神社
ノリトウとタマグシの奉納
巫女舞

弓引きの神事

大きい川が石で埋まってる。
今度大水が出たら水の逃げ道がない。
ここは正常に道路があって幸い。
市内から少し奥に入ると
目にする風景。
道路が急にせまくなってる。
ガードレールも寸断されてる。
コンクリートの橋が何本も流されてた。

猫の手、キーサの手。
思ったより役に立たない。
でも、、かわいい。

3月の東日本を襲った災害に比べたら
それは小さいと思う。
でも、今日目にした光景を思い出したら
涙がながれた。
私の思い出の中の晴れた日の光景は
あんなに、おだやかだった場所
青い空は変わらないのに
今日の晴れた陽は傷ついた場所を照らしてた。

車が根っこからもがれた木に突っ込んだままだったり、
お家の裏に山から流れて来た木や石がつまれてたり、

東日本や紀伊半島、思えば、
ずっと太古から繰り返される災害、
人々。。
どんなに恐かっただろう。。。
心細かっただろう。。

被災地で強く生きる人達に
必ず、幸せがふりそそぎますように。